Mac Virtual Display
Mac Virtual Display Guide

詳細セットアップガイド

必要なアプリのインストールからペアリング、120Hz配信、入力、クラムシェル運用まで順番に説明します。

目次を開く
01

接続の仕組みを理解する

Mac Virtual Displayだけでリモート接続が完成するわけではありません。各アプリには別の役割があります。

Mac Virtual Display

接続端末に合う仮想ディスプレイをMacに作成します。

Sunshine

Macの画面を取得して端末へ配信します。

ArtemisまたはMoonlight

画面表示と入力を担当します。GalaxyはArtemis、iPadはMoonlightを使います。

Tailscale

外出先からMacへ安全に接続します。ローカルだけなら任意です。

GalaxyまたはiPad → ArtemisまたはMoonlight → Tailscale → Sunshine → Mac Virtual Display

クライアントから接続する前に仮想画面をオンにします。Sunshine integrationは作成された画面を自動選択します。

02

必要なアプリをインストール

Macと接続端末の両方にアプリをインストールします。外出先で使う場合はTailscaleも追加します。

Mac

Mac Virtual Display、Sunshine、必要に応じてTailscale。

Galaxy・Android

通常の非root端末では安定版nonRoot game APKを使います。

iPad

ArtemisではなくMoonlightを使います。

ローカル・リモート

同じLAN内だけならTailscaleは任意です。外出先接続では両方の端末に入れます。

Mac Virtual DisplayにはmacOS 14以降とApple silicon Macが必要です。APKは上の公式GitHubリンクからのみ取得してください。
03

仮想ディスプレイを選んでオンにする

Mac Virtual Displayはメニューバーで動作します。接続に使う端末と一致するプロファイルを選びます。

使用する端末に合うプロファイルを選びます。画像を選択すると拡大できます。

  1. 選択中のプロファイル欄を開きます。
  2. 端末と一致するプロファイルを選びます。
  3. Sunshineを使う場合はSunshine integrationをオンにします。
  4. 配信前にTurn Onを押します。

各プロファイルにはネイティブ解像度、2× HiDPI、120Hzが設定済みです。終了時は元のディスプレイ配置が復元されます。

04

Sunshineの権限と初期設定

  1. Sunshineをインストールして起動します。
  2. macOSの画面収録とリモート入力の権限を許可します。
  3. Macでhttps://localhost:47990を開きます。
  4. Web UIのユーザー名とパスワードを作成します。
  5. ペアリング完了までSunshineを起動しておきます。
ローカルページのため証明書警告が出ることがあります。アドレスが正確にlocalhost:47990であることを確認します。

権限変更後も動かない場合はSunshineを完全に終了して再起動します。

05

外出先接続を準備する

同じLAN内ではTailscaleは任意です。外出先ではSunshineのポートを公開せずTailscaleを使うことを推奨します。

  1. Macと接続端末にTailscaleを入れます。
  2. 両方で同じアカウントにログインします。
  3. 両方がConnectedであることを確認します。
  4. Macの100.x.x.x形式のIPv4アドレスを確認します。
  5. ArtemisまたはMoonlightにはIPだけを入力し、https://やポートは付けません。

Mac Virtual Displayは接続状態を表示するだけで、Tailscaleを操作しません。

可能ならホストMacを有線LANに接続します。自動検出されない場合もTailscale IPを直接入力できます。
06

ArtemisまたはMoonlightを設定

Galaxy Z Fold・Galaxy Tab

Artemisを使います。以下はGalaxy Z Fold8で実際に使用した設定です。

Artemis設定
Video resolutionCustom 2448 × 1848
Frame rate120 FPS
Video bitrate65 Mbps
Video codecPrefer HEVC
Video frame pacingBalanced
Video scale modeFit
Full screenOn
HDROff
AudioStereo
Play audio on PCOff
Use Virtual DisplayOff
Resolution Scale Factor100%
Auto Invert ResolutionOff

Use Virtual Displayはオフにします。他のGalaxyではCustom解像度をMac Virtual Displayに表示されるプロファイルのネイティブ解像度に合わせます。

2448 × 184865 MbpsはFold8で使用した値で、すべての環境の推奨値ではありません。不安定な場合はビットレートから下げます。

iPad

Moonlightを使い、接続前に対応するiPadプロファイルを選びます。

  • iPad Pro 11-inch: 2420 × 1668、120Hz
  • iPad Pro 13-inch: 2752 × 2064、120Hz
07

PINでペアリングして初回接続

ペアリングは通常、接続端末ごとに最初の1回だけ必要です。

  1. 仮想画面がオンでSunshineが起動中か確認します。
  2. GalaxyではArtemis、iPadではMoonlightを開きます。
  3. Macが見つからなければAdd PC manuallyを選びます。
  4. リモートではTailscale IP、ローカルではMacのローカルIPを入力します。
  5. Macを選び、表示された4桁PINを確認します。
  6. MacでSunshine Web UIへログインします。
  7. PIN画面にコードと端末名を入力します。
  8. クライアントに戻りDesktopを開きます。
仮想画面をオン → Sunshineを確認 → ArtemisまたはMoonlightでDesktopを開く
08

タッチとキーボード入力

GalaxyではArtemisのトラックパッド操作が便利です。

  • 1本指移動:ポインタ移動
  • タップ:クリック
  • 2本指移動:スクロール
  • 2本指タップ:右クリック
  • 3本指タップ:ソフトキーボード表示・非表示

日本語などの入力

  1. Galaxyのキーボードを英語配列にします。
  2. Mac側で入力ソースを切り替えます。
  3. Macの入力メソッドで文字を変換します。

入力できない場合はSunshineのリモート入力・アクセシビリティ権限を確認します。

09

クラムシェルと外出先利用

  1. MacBookを電源と有線LANに接続します。
  2. 物理ディスプレイが使える状態でプロファイルを選びます。
  3. Sunshine integrationをオンにしてTurn Onを押します。
  4. クライアントから接続できることを確認します。
  5. その後に物理モニターを消すか、確認済みのクラムシェル状態にします。
リモートから唯一の仮想画面をオフにしないでください。物理画面を戻すかMacBookを開いてからTurn Offを押します。

長時間のヘッドレス動作はMacとmacOSにより異なるため、外出前に全体を確認してください。

10

トラブルシューティング

Macが表示されない

SunshineとTailscaleを確認し、Add PC manuallyでMacのIPだけを入力します。

別の画面が配信される

クライアントを切断し、Sunshine integrationを有効にしてプロファイルを入れ直してから再接続します。

60FPSのまま

Artemisの120FPS、Galaxyのリフレッシュレート、性能設定、Game Boosterの制限を確認します。

キーボード入力できない

英語キーボードを開き、Mac側で入力ソースを切り替え、Sunshineの入力権限を確認します。

不安定・遅い

Macを有線接続し、クライアント回線を確認してビットレートから下げます。

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Mac Virtual Display、Sunshine、ArtemisまたはMoonlight、Tailscaleで120HzのMacリモート環境を設定する方法。