詳細セットアップガイド
必要なアプリのインストールからペアリング、120Hz配信、入力、クラムシェル運用まで順番に説明します。
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接続の仕組みを理解する
Mac Virtual Displayだけでリモート接続が完成するわけではありません。各アプリには別の役割があります。
接続端末に合う仮想ディスプレイをMacに作成します。
Macの画面を取得して端末へ配信します。
画面表示と入力を担当します。GalaxyはArtemis、iPadはMoonlightを使います。
外出先からMacへ安全に接続します。ローカルだけなら任意です。
クライアントから接続する前に仮想画面をオンにします。Sunshine integrationは作成された画面を自動選択します。
必要なアプリをインストール
Macと接続端末の両方にアプリをインストールします。外出先で使う場合はTailscaleも追加します。
Mac Virtual Display、Sunshine、必要に応じてTailscale。
通常の非root端末では安定版nonRoot game APKを使います。
ArtemisではなくMoonlightを使います。
同じLAN内だけならTailscaleは任意です。外出先接続では両方の端末に入れます。
仮想ディスプレイを選んでオンにする
Mac Virtual Displayはメニューバーで動作します。接続に使う端末と一致するプロファイルを選びます。
使用する端末に合うプロファイルを選びます。画像を選択すると拡大できます。
- 選択中のプロファイル欄を開きます。
- 端末と一致するプロファイルを選びます。
- Sunshineを使う場合はSunshine integrationをオンにします。
- 配信前にTurn Onを押します。
各プロファイルにはネイティブ解像度、2× HiDPI、120Hzが設定済みです。終了時は元のディスプレイ配置が復元されます。
Sunshineの権限と初期設定
- Sunshineをインストールして起動します。
- macOSの画面収録とリモート入力の権限を許可します。
- Macで
https://localhost:47990を開きます。 - Web UIのユーザー名とパスワードを作成します。
- ペアリング完了までSunshineを起動しておきます。
localhost:47990であることを確認します。権限変更後も動かない場合はSunshineを完全に終了して再起動します。
外出先接続を準備する
同じLAN内ではTailscaleは任意です。外出先ではSunshineのポートを公開せずTailscaleを使うことを推奨します。
- Macと接続端末にTailscaleを入れます。
- 両方で同じアカウントにログインします。
- 両方がConnectedであることを確認します。
- Macの
100.x.x.x形式のIPv4アドレスを確認します。 - ArtemisまたはMoonlightにはIPだけを入力し、
https://やポートは付けません。
Mac Virtual Displayは接続状態を表示するだけで、Tailscaleを操作しません。
ArtemisまたはMoonlightを設定
Galaxy Z Fold・Galaxy Tab
Artemisを使います。以下はGalaxy Z Fold8で実際に使用した設定です。
| Artemis設定 | 値 |
|---|---|
| Video resolution | Custom 2448 × 1848 |
| Frame rate | 120 FPS |
| Video bitrate | 65 Mbps |
| Video codec | Prefer HEVC |
| Video frame pacing | Balanced |
| Video scale mode | Fit |
| Full screen | On |
| HDR | Off |
| Audio | Stereo |
| Play audio on PC | Off |
| Use Virtual Display | Off |
| Resolution Scale Factor | 100% |
| Auto Invert Resolution | Off |
Use Virtual Displayはオフにします。他のGalaxyではCustom解像度をMac Virtual Displayに表示されるプロファイルのネイティブ解像度に合わせます。
2448 × 1848と65 MbpsはFold8で使用した値で、すべての環境の推奨値ではありません。不安定な場合はビットレートから下げます。iPad
Moonlightを使い、接続前に対応するiPadプロファイルを選びます。
- iPad Pro 11-inch:
2420 × 1668、120Hz - iPad Pro 13-inch:
2752 × 2064、120Hz
PINでペアリングして初回接続
ペアリングは通常、接続端末ごとに最初の1回だけ必要です。
- 仮想画面がオンでSunshineが起動中か確認します。
- GalaxyではArtemis、iPadではMoonlightを開きます。
- Macが見つからなければAdd PC manuallyを選びます。
- リモートではTailscale IP、ローカルではMacのローカルIPを入力します。
- Macを選び、表示された4桁PINを確認します。
- MacでSunshine Web UIへログインします。
- PIN画面にコードと端末名を入力します。
- クライアントに戻りDesktopを開きます。
タッチとキーボード入力
GalaxyではArtemisのトラックパッド操作が便利です。
- 1本指移動:ポインタ移動
- タップ:クリック
- 2本指移動:スクロール
- 2本指タップ:右クリック
- 3本指タップ:ソフトキーボード表示・非表示
日本語などの入力
- Galaxyのキーボードを英語配列にします。
- Mac側で入力ソースを切り替えます。
- Macの入力メソッドで文字を変換します。
入力できない場合はSunshineのリモート入力・アクセシビリティ権限を確認します。
クラムシェルと外出先利用
- MacBookを電源と有線LANに接続します。
- 物理ディスプレイが使える状態でプロファイルを選びます。
- Sunshine integrationをオンにしてTurn Onを押します。
- クライアントから接続できることを確認します。
- その後に物理モニターを消すか、確認済みのクラムシェル状態にします。
長時間のヘッドレス動作はMacとmacOSにより異なるため、外出前に全体を確認してください。
トラブルシューティング
Macが表示されない
SunshineとTailscaleを確認し、Add PC manuallyでMacのIPだけを入力します。
別の画面が配信される
クライアントを切断し、Sunshine integrationを有効にしてプロファイルを入れ直してから再接続します。
60FPSのまま
Artemisの120FPS、Galaxyのリフレッシュレート、性能設定、Game Boosterの制限を確認します。
キーボード入力できない
英語キーボードを開き、Mac側で入力ソースを切り替え、Sunshineの入力権限を確認します。
不安定・遅い
Macを有線接続し、クライアント回線を確認してビットレートから下げます。
Mac Virtual Displayに戻る
Mac Virtual Display、Sunshine、ArtemisまたはMoonlight、Tailscaleで120HzのMacリモート環境を設定する方法。
